• テキストサイズ

【R18】 Begin Again【安室透/降谷零】

第12章 諸伏景光の隣には




安室さんと付き合い始めて1ヶ月が経った。

1ヶ月間、朝起きると毎日安室さんがキスしてくれる。

わたしが出かける時はハグをして一日頑張る活力をくれる。

夜ご飯を一緒に食べられる日は限られているけど、わたしがどれだけ遅くなっても必ず起きていてくれる。

安室さんが仕事で帰れない日は必ずおやすみの電話をくれる。


毎日毎日、日々を過ごすごとに安室さんのことをどんどん好きになって行く。
そして、安室さんにとってもだんだんわたしが特別な存在になっている気も。

自惚れかな…?
だけど、安室さんがわたしに触れるたびに愛が伝わってくる気がする。




「じゃあ、行ってきます」


今日はわたしは午後から仕事。
安室さんは朝からお仕事みたい。
珍しくスーツを着て。


「あ、ネクタイ曲がってる」

「本当?直して?」


そう言われて照れながらわたしは安室さんのネクタイに手をかけた。
まるで新婚みたいな気分になって、めちゃくちゃドキドキするのと、少しほっこりする気持ち。
両方が押し寄せて来て胸がいっぱいになる。

こんな風に誰かのネクタイを締めて見送るなんて、初めてだったから。


/ 945ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp