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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第16章 鳥と悲鳴


爽やかな朝クグラを送り出した後、10ヶ月になった子供達は機嫌良くそれぞれ遊んでるので優雅に一人でお茶を飲んでいた。実家からかっぱらってきたお洒落なティーカップを使って。
「あぁ、私なんか良い家の奥様っぽい?」
一人優雅な気分に浸ってると勢い良く扉が開いた。
ヨルナミ「涼子さん!!力を貸してください!」
「…最近みんな勢い良く扉開けるけどさ、あんまやると壊れるよ。この城それなりに年季入ってるんだからさ。」
ヨルナミ「涼子さん程腕力ないから大丈夫です!そんな事より!また首都に霊の類が出たんです!力を貸してください!」
「ヨルナミさんって結構失礼なこと言うね。…仕方ないなぁ。子供ら預けてくるから待ってて。」
ヨルナミと2人で首都へ向かう。霊を見るなり涼子は可愛くない悲鳴をあげた。
「うぎゃー!!」
ヨルナミ「いきなり何ですか!?」
「無理!アイツだけは無理ー!!」
カンナギ「おい!涼子何騒いでるんだよ!?さっさと封印するなりしてくれよ!」
「だって!アイツ!鳥なんだもん!無理!!」
ヤタカ「鳥だから何だっていうんだい?君なら猛獣でも汚くても大丈夫だろ?」
「いや!鳥だけは無理なの!しかもあんなデカいやつ!!つーかアイツ別に悪霊じゃないから放っておけばいいよ!」
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