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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第147章 膝は誰のもの!?


涼子がまだ幼いヒキツとトミテを膝に乗せて絵本を読んであげてると子供の姿のクグラが近付いてきた。
クグラ「涼子〜?」
「ちょっと待って、絵本全部読み終わしたらね?」
ヒキツ「ママ!早く妖精さん教えて?」
ちなみに読んでる本はヒキツの大好きな妖精の絵本なのである。
トミテ「父ちゃん向こうで待ってろ!」
クグラ「……なんだよ!子供らばっかりで俺の事放ったらかして!」
「絵本読んでる間だけでしょ?ちょっとだけ待っててよ?」
クグラ「ゔっ……」
涼子に言われ近くで体育座りをして待つクグラなのだが……2分程度で限界になり、ヒキツとトミテを強引に涼子の膝から降ろして自分が涼子の膝に乗った。
「……クグラさんよ?何をしてるんで??」
クグラ「ん?お前の膝に乗ってるんだが?ここは俺の場所だし?」
確かに初めて涼子の膝に乗ったのは子供の姿のクグラなのだが…
ヒキツ「パパ!めーよ!!」
トミテ「あっぢいげー!!おでが座るんだじょ!」
クグラ「ダメだ!偉大な父に譲れ!!」
「クグラのお父さんと同じような事言って…流石親子だわ。」
トミテ「ぶー!!父ちゃんのバカ!!」
ヒキツ「いいもん!エトに言っちゃうもん!!」
そう言うとヒキツとトミテはエトの元へ行ってしまった。
クグラ「これで涼子は俺のだ〜!」
「クグラは…子供相手に何やってんのよ。」
クグラ「例え我が子が相手だろうが涼子の膝は俺のなんだ!………涼子は俺を膝に乗せるの嫌なのか?」
「………そんな事ないけど……どちらかというとクグラの膝に乗りたい…かな?」
クグラ「…………よし!好きなだけ乗れ!」
クグラは大人の姿に変身して涼子を自分の膝に乗せた。
「ふふふ……この状態が一番好きだなぁ。」
クグラ「涼子……可愛いなぁ……ほら、こっち向け?チューするから。」
そして口付けをしようとすると…
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