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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第134章 悪夢


ある夜、クグラは何故か一人で暗い森の中に居た。
クグラ「……ここは?なんで俺はこんな所に??」
ここに来る前の記憶がないのである。
クグラ「涼子達は居ないのか!?」
辺りを見回すが人気が全く無かった。
クグラ「いったい何なんだ…。よく分かんねぇけど…こんな所に居てもしゃーねぇ!とっとと城に帰るか。あらわれたまえ!極飛!」
極飛で飛んで帰ろうとするが…
クグラ「……っ!?おい!極飛どうした!?」
何故か神意が使えなかった。
クグラ「神意が使えないとは…何が起きたんだ?…なんかおかしい…とりあえず急いで帰らなくては。涼子と子供達が心配だ。」
クグラは歩いて森を出ようとするが出る事ができなかった。
クグラ「本当にどうなってんだよ…………ん?」
前を見ると人影が見えた。
クグラ「おい!お前は誰だ!?」
?「何を言ってるの?あなたの母親でしょ?」
クグラ「…………母さん?」
なぜかクグラの母が居た。亡くなる前、最後に会った時の姿のままである。
母「クグラ、いつまでも遊んでないで早く家に戻りなさい。」
クグラ「は!?」
母「ほら!早く!!」
そして強引に母に連れて行かれた先には昔住んでいた家があった。
父「おう!クグラ、やっと帰って来たか!」
兄1「遅いぞ!」
兄2「どこで遊んでたんだよ?」
クグラ「父さん…兄さん……(みんな最後に見た時のままだ。)」
クグラは涙目になる。
エト「クグラ?どうしたんだ?」
クグラ「………なんでもない!(エト兄さん…少し若いな…。)」
母「さぁ、クグラも帰って来た事だし食事にしましょう。」
そして昔のように家族で食事をする。
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