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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第125章 クグラの母の話


ハツイ「そうだ。クグラは母さんの腹の中に居る時からよく暴れてさ…これは男に違いないと言っていた。クグラは上の子達と比べると腹に居る時から落ち着きがなくてな…。赤ん坊のうちは男か女かなんて分かんねぇような顔してるから母さんの願望で女の格好させたが動きが激し過ぎて全然似合ってなかったのをよく覚えてる。」
「ぷふっ!!…クグラ、女の子の服着せられてたんだ。」
クグラ「笑うなよ!父さんも母さんがそういう事したら止めてくれよ!!」
ハツイ「ん〜…だって、俺が女の格好するわけじゃないから関係ないし?まぁ、母さんとの話というとこんなもんかな。」
クグラ「ところで涼子?なんで突然母さんの事聞きたがったんだ??」
ハツイ「まさか!?母さんも俺みたいに転生して近くに居るとか!?」
「いや、そうじゃないのよ。ただクグラからお母さんの話聞いた事ないからどんな人だったか気になっただけて…。」
クグラ「あぁ…だって俺、母さんの記憶ってだいぶ薄いし。」
ハツイ「クグラの面倒は基本エトが見てたからな。起きてる間はずっと抱っこしてるか遊び相手してるし風呂も寝る時もずっとエトが面倒見てて母さんの出番少なかったんだ。」
「お兄ちゃん…クグラが好き過ぎてお母さんの役目を取っちゃったのね。」
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