第119章 降霊3
先先代「で、この私は100点満点!」
クグラ「は?テメェ自分に甘過ぎだろうが!」
先先代「おいコラ!年長者に向かって何て口の聞き方をするんだ!このお子様神鞘め!」
クグラ「お子様言うな!!」
クグラは大人の姿になった。
クグラ「どうだ?これで点数上がるだろ?」
先先代「45点。」
クグラ「は!?なんで減るんだよ!!」
先先代「腹筋バキバキなのはね…私の中の美に反するんだよ。もぅ少し細身で綺麗げじゃないとなぁ。」
クグラ「なんかヤタカより嫌味な奴だよなコイツ。」
ヤタカ「君は僕を嫌味な奴と思ってたのかい!?」
クグラ「…まぁ細かい事は気にするな。ハゲるぞ?」
ヤタカ「夫婦で同じ事言うな!!」
先先代「ん!?なに!?この涼子というガサツで品の無い娘とお子様神鞘クグラは夫婦なのか!?」
「ガサツで品の無いとは何よ!」
クグラ「お子様言うなっての!夫婦で悪りぃかよ!?」
先先代「なっ…なんて羨ましい…。私は死ぬまで独身だったのにー!!」
カンナギ「ちなみにヤタカの奴も婚約してる恋人が居るぜ?」
クグラ「まだ幼女だけどな!」
ヨルナミ「もぅ、幼女よりは成長してると思いますよ?まだ子供の姿ではありますが…。」
先先代「なにー!?ヤタカ!お前、幼女趣味なのか!?幼女を連れ込んで『この娘は僕の恋人!婚約者!竹夫人!』とか言ってるのか!?」
ヤタカ「んな事言っとらん!」
「ねぇ、竹夫人って何??」
涼子は何気なく両隣に居たクグラとヨルナミに聞いた。
クグラ「ん?俺知らねぇ。」
結婚するまで純粋だったクグラには無縁な物なので本当に知らないのである。
ヨルナミ「……ん〜、少々…というか、かなり下品なことに使う物と言いますか…。」
カンナギ「一人でヤラシイことする時に使う人形だろ?」
「……うわっ!ヤダ!!ヤタカったらキクリさんのことそんな風に…」
ヤタカ「だからー!そんな事言ったりしてないって!」
ちなみに竹夫人とはダッチワイフやラブドールのことである。
先先代「…今は神鞘もだいぶ緩くなったようだな。私の頃も今みたいだったら…よし!今からでも遅くない!とりあえず誰かと……ヨルナミよ。」
ヨルナミ「え?私が何か??」
先先代「私が消える前に一発…チューさせろ。」
ヨルナミ「なっ…何を言ってるんです!?」
先先代「お前が一番女らしい綺麗な顔立ちだ!さぁ、記念にチュー!!」
