第116章 男をたぶらかす妖狐
最近、男をたぶらかす女が出るとという噂があると涼子とマルカはお茶をしながら話していた。ちなみに今日はカセフノの城でなくマルカの家に涼子がお邪魔している。
マルカ「オキマったら。この前、綺麗な女の人に声かけられてデレデレしたのよ!やんなっちゃう!」
「なにー!?オカマめ!けしからん奴ね!ちゃんとシメたんですか??」
マルカ「オカマじゃなくてオキマね?もちろん!帰った後にちゃんとシメたわよ?涼子ちゃんに教わったプロレス技で!」
「流石ですね!そういえば前にオヒカさんも声かけられたとか聞いたなぁ。フヨウさんが『主人がデレデレした!』って怒ってたし。」
マルカ「ヤタカ様も声かけられたみたいよ?キクリ様も一緒の時でちょっと鼻の下が伸びたってご立腹だったわ。他にもご近所の旦那さんも声かけられてるみたいだし…。略奪が趣味なのかしら。」
「だとしたら最悪ですよね〜!てか、もしかして既婚者で声かけられてないのクグラだけだったりするのかな…。」
マルカ「声かけられてデレデレされるなら声かけられない方がマシじゃない?」
「う〜ん…。そうかなぁ。」
そしてカセフノの城に戻る。
クグラ「涼子〜!お帰り〜!」
「ただいま〜!クグラ帰ってたんだ!」
クグラ「早く仕事終わった!」
涼子とクグラはいつも通りお帰りなさいの口づけをする。
「…ねぇ、最近美人に声かけられたりしてない?」
クグラ「いや?ないけどなんで??」
「最近、既婚者に声かけてくる美人が出るって話聞いてさ〜。クグラも声かけられてデレデレしたらヤダなぁと思って……」
クグラ「俺が他の女になびくわけないだろ?」
「本当??」
クグラ「俺はお前だけを愛してるんだ。他の女には興味はない。」
「クグラ!私も愛してる!」
二人は抱き合った。
イナミ「ちょっと!イチャつくなら私らがいないところでやってよね!!」
ちなみに二人の前には子供達が勢揃いしている。
「あらま!見られちゃったわね〜!」