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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第110章 死ぬ程臭い妖怪の残り香


ヤタカ「うわー!!もぅ死にたいー!!」
「やめてよ!今死んだら死臭までプラスされる!」
エト「…涼子、そういう言い方はやめような?」
ヤタカ「そうだ!ちょっとは止めようとするとかあるだろ!?」
ヤタカは涼子に近付く。
「ぎゃー!!近付くなー!!」
ヨルナミ「じゃぁ、早くこの臭いなんとかしてください!自分達には分からなくてもこんなに臭がられるなんて耐えられない!今までの人生ではありえなかった!!」
クグラ「涼子頼むよ!」
カンナギ「俺からも頼む!このままじゃ火だるま神鞘じゃなくてメチャ臭神鞘とか言われる!!」
「メチャ臭神鞘とか言うのはナチルさんくらいだろうけど…とりあえず日本に行ってパパかママに何か方法ないか聞いてくるよ。」
クグラ「…一応聞いておくが日本に逃げて臭いの無くなるまで帰らないとかないよな??」
「子供達が居るのにそんなことするわけないでしょ!」
クグラ「子供らが居なかったらやったのか!?」
「………まぁ、行ってくるわ。」
そう言って涼子はさっさと日本に行ってしまった。
クグラ「涼子の奴、返事しないで行きやがった!!……くそっ!こうなったら涼子の下着に俺の臭い着けてやる!!」
しょーもない嫌がらせである。
すると涼子がすぐに戻ってきた。
「……ちょっと忘れ物があったから一旦戻ったんだけど…クグラは何するつもりかな??」
涼子は下着を持っていたクグラに恐ろしい顔をしながら問う。
クグラ「…………いえ、何も。」
「ふっ……」
そして鼻で笑って忘れ物を持ってまた日本へ行った。
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