第110章 死ぬ程臭い妖怪の残り香

クグラ「涼子ー！兄さーん！！」
「…ゔっ！！」
クグラが風呂から出てきた。
クグラ「死ぬ程洗ったから多少は違うだろ？？」
「いや…湿気を帯びて更に臭くなったかな。」
エト「クグラ…悪いがしばらく近寄らないでくれ。」
クグラ「そんなー！！エト兄さんまで……つーか、俺が臭いってことはアイツらも！？」
するとタイミング良く神鞘ズがやって来た…ということは臭さが4倍になったので涼子とエトには凄まじく辛い状況になる。
「うげっ！！」
エト「ゔっ…」
カンナギ「ヤベェよ！俺スゲー臭くなってるみたいだ！！」
ヤタカ「僕もだ！自分では分からないがキクリに臭いって言われ逃げられた上にオキマが失神した！！」
ヨルナミ「私もです！ヒモロゲに臭いと言われるなんて…今までにない屈辱！！」
クグラ「やっぱりお前らもか…俺も子供ら逃げ出すし、涼子がチューしてくれない！！」
カンナギ「さっきの妖怪のせいだよな？？」
クグラ「そうらしいな……。」
ヤタカ「涼子、君は妖怪に詳しいだろ？この臭い何とかならないのかい！？」
「普通に倒すとしばらくの間、臭くなることと風呂程度じゃ臭いが取れないくらいしか知らないわよ。臭い妖怪は前に出たオッケルイペくらいしか詳しく知らない。」
ヨルナミ「そんな…もしかして一生このままなのですか！？」
ヤタカ「そんなの耐えられない！！もぅいっそのこと殺してくれー！！」
クグラ「俺も！涼子とイチャイチャできないなら死んだ方がマシだー！！」
「分かったから！！落ち着きなさい！そして嘆きながら暴れないで！！臭いが飛び散る！！あと、一生ではないから大丈夫よ！何もしなくても数日経てば臭いは無くなるはず！」
ヨルナミ「数日だって耐えられませんよ！！」
カンナギ「つーか、気になったんだけどよ…俺らどんな臭いなんだ？？」
「あぁ、自分らの臭い分からないのね。……ねぇ、お兄ちゃん？何て言えばいいかな？？」
エト「……生ゴミと排泄物が混ざったような感じか？？」
「あっ！あと、蒸れた足の臭いと何処ぞやで嗅いだことがある加齢臭も混ざった感じするかも！」
ちなみに二人はタオルで鼻と口を押さえている。