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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第97章 夫婦喧嘩?


子供達を侍女に預かってもらい二人きりでデートした帰りのこと…
「なんでそういう事するの!?もぅクグラと口聞いてやんないから!!」
クグラ「えっ…涼子!?」
「あっかんべー!!」
↑お前は何歳なんだと突っ込みたくなる方も居ると思うがスルーしていただこう。
クグラ「そんな〜!!涼子〜!!」
それから数日、涼子はクグラとまともに口を聞かなかった。
イナミ「……ねぇ、パパ?何をしてママを怒らせたの?」
クグラ「は?なんで俺が悪いみたいな言い方するわけ?」
ウルキ「だってよくママを怒らせてるし。」
イナミ「パパは怒ってるっていうより怖がってるもんね!」
パパ「……怖がってるんじゃない!パパだって怒ってるんだぞ!?」
ウルキ「いいから早く謝っちゃいなよ〜。」
イナミ「そうよ。怖い顔のママと怖がってビクビクしながら半泣きになってるパパなんて…見てるこっちが落ち着かないわ!」
クグラ「半泣き言うな!」
涼子もクグラも精神的に幼い為、二人とも感情が顔に出やすいのである。
クグラ「………涼子。あのさ…」
「……さてと、ちょっと私は除霊の仕事があるから行ってくるわ。イナミ、ウルキ!ヒキツとトミテの面倒ちゃんと見てるのよ?」
涼子はクグラをことごとく無視し部屋を後にする。
クグラ「……なんだよ!アイツ!本当にしつこい奴だ!!くそ〜…こうなったらアイツのパンツを極飛の風で切り裂いて全部紐パンにしてやる!!」
なんともしょーもない仕返しである。
クグラ「あらわれたまえ!極飛!」
そして風で切り裂こうとすると涼子が戻って来て無言でクグラを睨み付けた。
「……………。」
クグラ「………(ヤベェ…あの目は『んな事したら後でどうなるか分かってんのか?あ?』って言ってる目だ…。バックドロップ程度じゃ済まされない!!)鎮まりたまえ。」
そう思いクグラは極飛を使うのをやめる。
「……ふっ。」
涼子はまた部屋を後にした。
クグラ「きー!!アイツ!鼻で笑いやがったー!!ぜってぇヘタレとか思ったー!!悔しいー!!」
クグラは腹を立てエトの所へ愚痴りに行く。
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