第83章 ケルタとメドゥーサ
ケルタ「申し訳ありませんが…先程も言った通り私は石の鞘で妖精とは全く関係ありませんので。」
メドゥーサはがっかりしながら座り込んだ。
クグラ「にしても、ケルタを石の妖精と思って疑わないってスゲーよな!もぅちっと若いなら妖精っぽい気もするが、そんな歳じゃないですって感じゃねぇ?」
「だよね〜!クグラのが若いし羽根あるし妖精っぽいよ!」
クグラ「マジ!?つーか、子供らに羽根付けてやったら超可愛い妖精じゃねぇか?」
「あっ!それいいね!今度羽根付きの服探してみよう!」
メドゥーサ「あのぉ…とりあえず妖精は置いといてもらって、メドゥーサ仲間の元に戻る方法何かありませんかね?」
「あぁ、また忘れてたわ!それなら大丈夫!私の力で簡単に戻れるから!」
メドゥーサ「本当に!?じゃぁ早く戻してください!」
ケルタ「ちょっと待ってください!石にされたナチルさんとカバネはどうすればいいんです!?」
メドゥーサ「あぁ、それなら熱湯かけてあげればすぐ元に戻れます!」
「まるでフリーズドライ食品ね!」
メドゥーサ「あの…ケルタさん。一応ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。」
ケルタ「一応って…。」
メドゥーサ「では…さようなら。」
涼子の力でメドゥーサは仲間の元に戻って行った。
そしてナチルとカバネはケルタが熱湯をかけて元に戻してあげましたが…
ナチル「ぎゃっ!!熱いじゃないの!!」
カバネ「あっちぃー!!おい!ケルタ!!俺らに何か恨みでもあるのかよ!?」
ナチル「あっ!石の妖精ケルルンって揶揄ったの恨んでるのね!?」
カバネ「んなことで恨んで熱湯かけるのか!?ケツの穴の小さい奴め!!」
元に戻してあげたのに文句を言われ散々な一日なのであった。