第79章 濡れ女子
ヒモロゲ「このままにしてくれ!」
「なぜに!?」
ヒモロゲ「俺、女子とこんなに密着したの人生で二度目なんだ!」
「そこは『初めてなんだ!」』の方がいい気がするが…。」
クグラ「前にヒモロゲを気に入った変な幽霊居たじゃん?アイツが一人目なんじゃねぇの?」
「あぁ、居たわね〜そんなの。」
ヒルコ「つーか、両方とも人間じゃねぇのかよ。」
ヨルナミ「ヒルコ、そこはあまり突っ込まない方がいいですよ。ヒモロゲが気の毒です。」
ヒモロゲ「……兎に角!この女子と私の命が尽きるまで共に生きる!」
女「いやー!!」
クグラ「…ここまで拒否られてるのにお前平気なのか!」
ヒモロゲ「いい男は三日で飽きるがデブは三日で慣れると言うでしょ?」
ヨルナミ「それを言うなら美人は三日で飽きるがブスは三日で慣れるですよ。…はっ!私としたことがブスなんて暴言を…。」
ヒモロゲ「さぁ!濡れ女子よ!私の胸の中に飛び込んでおいで!!」
「なぜこの状況でそんなセリフが出るのか疑問よね。」
ヒモロゲ「嫌よ嫌よも好きのうち〜って言うだろ!?さぁ!さぁ!さぁ!」
女「きゃー!!!!」
ヒモロゲがしつこく迫ると濡れ女子は勢い余ってヒモロゲから離れることができた。
「凄いわ、ヒモロゲ!持ち前のしつこさで濡れ女子を離すなんて!」
女「やったわ!!殺さずに離れられるなんて!」
ヒモロゲ「そんなー!!」
女「じゃっ!そういうことで!!」
濡れ女子は超特急で去って行った。
「まぁ…兎に角、一件落着??」
クグラ「なんかヒモロゲの方が妖怪みたいだったな。」