第2章 結婚
降された鞘たちは無事に劍神から出ることができ、今回の争いで命を落とした者も元に戻ることができ天和国に平和が訪れた。アカチみたいに戦い前から亡くなってた人は残念だったけど…。たまに事件や自然災害、霊害などはあるが降し合いがあった頃と比べたらかなり平和である。
クグラ「というわけで、俺は涼子を妃に迎えようと思う。」
「嬉しい…。やっと一緒になれるんだね。」
クグラ「こんな子供の姿でもいいか?俺と共に生きてくれるか?」
「どんなクグラでも私は大好きだよ。ずっと一緒だよ。」
クグラ「涼子…。俺もどんなお前でも愛してる。」
二人は口づけを交わす。そしてクグラは涼子の首に夫婦の証の首飾りをかける。
クグラ「俺らは今日から夫婦だ。」
「うん。クグラ…愛してるよ。」
クグラ「エト…兄さん。」
エト「クグラ様。」
クグラ「えーとさ…そのクグラ様ってのやめてくれよ。俺も昔みたいに兄さんって呼ぶからさ。今までごめんよ。」
エト「…クグラ。いいんだ。前みたいに兄弟に戻れてよかった…。」
クグラ「兄さん…。俺、300年以上生きてるのに家族が側にいるなんて幸せ者だよな。それにまた家族が増えるんだ!」
エト「涼子と結婚するんだな。」
クグラ「あぁ。涼子はこんな俺でも一生共にすると誓ってくれた。」
エト「おめでとう。…クグラ、よかったな。」