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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第65章 座敷わらし


ヒモロゲ「イナミ様って涼子様に似てなんか生意気だよなぁ。」(ボソッ)
「ちょっと!私のどこが生意気だって!?」
ヒモロゲ「ん?空耳ですよ。ほら、ナグも一緒にお菓子食べたらどうだ?」
ナグ「うん。ヒキツ、トミテお菓子食べてからまた遊ぼう?」
ナグはヒキツとトミテと手を繋いで手を洗いに行く。
そしてお菓子を食べようとすると
トミテ「あー!!おでの(俺の)分がにゃいー!?」
トミテは半泣きで叫ぶ。ちなみにクグラの真似をして自分のことを俺と呼んでいるのだ。
ヨルナミ「え?ちゃんと五つ持ってきたはずなのですが…。一つ持ってきますね。」
「あぁ、悪いからいいよ!ヨルナミさん!ヒキツと半分こさせるから!小さい二人には半分で充分!」
ヒキツ「えー!?ダメー!!」
ヨルナミ「持ってきますから大丈夫ですよ。にしても…ちゃんと五つあったはずなのに…。完璧を求める私がこんな失敗をするなんて…。」
「ヨルナミさん気にしないで?座敷わらしの仕業だから。」
ヨルナミ「ん?座敷わらし??」
「子供の妖怪ね!みんなには見えてないけど子供らの遊びに座敷わらしもちゃっかり入って一緒に遊んでお菓子もちゃっかり貰ってったのよ。」
ヨルナミ「イナミには見えてたんじゃないんですか??」
イナミ「ん〜よく知らないのが居るなぁとは思ったけど、あたち細かいこと気にちないから!」
ヒモロゲ「雑な性格はクグラ様そっくりだ。」(ボソッ)
イナミ「ヒモロゲ何か言った?」
ヒモロゲ「別に〜。」
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