第59章 ヨルナミの夢
何なんでしょうこの世界…。男性だったはずなのにみんな女性になってしまって…。非常に気持ち悪い!!
ヨルナミ「はぁ…。これも夢なのでしょうか。」(歩いて自分の城に戻る)
ヒルコ「ヨルナミ様!お帰りなさいませ!」
ヨルナミ「あぁ、ヒルコ…。」
よかったぁ…ヒルコはいつも通りですね。
ヒルコ「随分とお早いお帰りで。」
ヨルナミ「少し気分が悪いので…休ませてもらいます。」
ヒルコ「大丈夫ですか??医師を呼んだ方が??」
ヨルナミ「いえ、とりあえず寝てれば治ると思いますので。」(トボトボ歩きながら自室へ)
あぁ…夢なら早く覚めてほしい…。さっきからすれ違う侍女?達は男性になってるし…。なんともむさ苦しい光景だ…。
ヒモロゲ「ヨルナミ様ー!!」
ヒモロゲかぁ…相変わらず足音がうるさいこと…。
ヨルナミ「ヒモロゲ…もう少し静かに歩…け………………えー!?」
ヒモロゲ「どうなさったのです?」
おぇ〜…今回で一番最悪な物を見てしまいました。
ヒモロゲ「ヨルナミ様、とても具合が悪そう…。大丈夫なんですか?」
ヨルナミ「大丈夫じゃありません。ヒモロゲ!何なんです!?その格好は!」(ヒモロゲに向かって指を指す)
ヒモロゲ「え?いつもの格好ですが?」
ヨルナミ「何故、女性の格好を!?」
ヒモロゲ「私は女ですよ?女の衣を纏うのは当たり前のことです!」(ウインクする)
うげっ!気持ち悪い…。
ヨルナミ「そ…そなたが女性ですか?」
ヒモロゲ「当たり前じゃないですか!この豊かな胸があるのに男のわけないでしょ?」
いや…胸というかただの肉では?どこまでが胸なのか分からないし。
ヒモロゲ「ヨルナミ様なんか変ですよ!?熱があるのでは?」(自分のおでこをヨルナミのおでこにくっ付けようとする)
ヨルナミ「ぎゃー!!!!!」(あまりの恐ろしさ?に逃走)
ヒモロゲ「えっ!?ヨルナミ様ー!?」