第59章 ヨルナミの夢
ある日ヨルナミはとても楽しい?夢を見ていた。
ヨルナミ「母上〜!!」
母「ヨルナミ〜!いらっしゃい!」
母上は私を思い切り抱きしめてくれた。
ヨルナミ「母上…私はとても幸せで……えー!?」
「何を大声をあげてるのよ??びっくりするじゃない。」
何故か母上が涼子さんになっていた。
ヨルナミ「涼子さん!何故ここに!?それに何故母上の衣を!?」
「何を言っているの?私が母上でしょ?ヨルナミ。」
涼子さんが私を呼び捨てにした…。もしかしてこれは夢??
ヨルナミ「ふっ…そうですよね…これが現実とか有り得ないです。母上があの怪力妖怪人間の涼子さんのはずがない。」
さぁ目を覚ませ私ー!!………目の覚まし方が分からない!!
「誰が怪力妖怪人間じゃー!!」(ヨルナミに向かってアッパー)
ヨルナミ「んがっ!!」
私としたことが妙な声を出してしまった!?
ヨルナミ「涼子さん!何をするのです!?」
「貴様が怪力妖怪人間アホ女と私を侮辱したからだろうがー!!」
ヨルナミ「アホ女は言ってません。」
「それと、涼子さんじゃなくて母上でしょ?母上とお呼びなさい?」
ヨルナミ「…なんか凄く嫌です。」
おぉ!凄いぞ私!母上?という名の涼子さんに抵抗した!今まで母上に逆らったことなどなかったのに!やっぱ見た目が涼子さんだから逆らいやすいんですかね。
「母上とお呼びー!!」(ヨルナミの頬を抓る)
ヨルナミ「いー!!やめてくらはい!(やめてください)」
夢の中とはいえここまで暴力的とは…。
「ほら…は・は・う・え!は??」
ヨルナミ「母上…。」
なんか変な気分です。
「もぅ!ヨルナミったら可愛いー!!」(力一杯抱きしめる)
ヨルナミ「んぎゃー!!やめてー!!」
死ぬかと思う程苦しい思いをして私は目を覚ます。
ヨルナミ「…嫌な夢でした。はぁ…まったく!あの、怪力妖怪ゴリラ女のおかげで幸せなはずの夢が悪夢になってしまった…。」
そしてまた目を閉じ眠りに入る。