第53章 クグラ一家の食卓
今回はクグラ達の食事のお話です。
子供達が生まれてからは涼子が食事の用意をすることが増えてきました。元々、料理が好きだというのもありますが子供達の食事は自分で作って食べさせたいと思ったからです。
子供達はあまり好き嫌いがないのだがクグラは好き嫌いが多いので食べれるようにするのが一苦労である。
クグラ「あー!!これ!肉の中にピーマン入ってる!!」
クグラが嫌いな食べ物、その1ピーマン。
お子様が嫌う定番の野菜だ。いつもハンバーグの中にかなり細かくみじん切りして入れるのだが今回はちょっと雑で粗めにみじん切りしたので入っていたのがバレてしまった。
「…そのくらい気にしないで食べちゃいなよ。いつもは気付かないくせに…。(手抜いたからバレたか…。)」
クグラ「は!?いつも入れてたのかよ!?もぅ食べれないー!!」
ちなみに今は子供の姿で駄々をこねる。
イナミ「パパ!好き嫌い言っちゃダメでちょ!!」
ウルキ「ウーはピーマン食べれるよ〜!」
二人は付け合わせのピーマンを食べる。
「ほら、子供らが食べてるんだからパパも食べて!」
クグラ「ゔ〜…じゃぁ食べさせろ!」
クグラは口を開けて食べさせてもらおうとする。
「まったくもぅ…赤ちゃんみたいなんだから!」
クグラ「…俺赤ちゃんだもん!バブバブ!」
クグラは赤ん坊の真似をしながら涼子に抱きついた。
「こんなに大きい赤ちゃんいるわけないでしょ!」
呆れたように言いながらもなんやかんやで食べさせてあげる涼子なのである。