第52章 化け狸(※下品注意)
「待ちなさい!化け狸!!」
涼子は狸を追いかけていた。何故追いかけているのかというと、この化け狸が色んな人に化けて悪戯をしていたからである。
数時間前
ヨルナミ「涼子さん!私の偽物が出たんです!」
クグラ「またドッペルゲンガーか??」
ヨルナミ「今回は私だけでなくヒルコやヒモロゲ、他の属鞘や民達の偽物も出てるんです!」
「それってみんな同時に出るの?それとも一人一人??」
ヨルナミ「一人一人ですね。この前私の偽物がしょーもない悪戯をして去って行き次はヒルコの偽物が出てまた悪戯をするという…。妖怪か霊の類でしょうか?」
「もしかしたら…化け狸の仕業かもしれないわね。」
クグラ「あ?狸が人に化けたりできるのか?」
「たまにそういう特殊な能力のある狸がいるのよ。本当に化け狸の仕業なら取っ捕まえて能力を封印するしかないわね。」
涼子は妖力を辿りながら化け狸を探しに行く。クグラとヨルナミは巨大網を持って付いて行く。
するとカンナギが現れた。
「あっ!カンナギ!狸見かけなかった??」
カンナギ「くっくくくく…。」
クグラ「お前何変な笑いしてるんだ??」
カンナギ「我の金タマを見よー!!」
涼子&クグラ&ヨルナミ「!?」
カンナギは下を脱いで下半身を晒した。
「ぎゃー!!何見せるのよー!!」
ヨルナミ「カ…カンナギ…そなたは…頭がおかしくなったのですか?」
クグラ「おい!俺の涼子に下品なもの見せるな!!涼子が見ていいのは俺のだけだ!!」
カンナギ「はっはっはっはっはっ!!」
カンナギはそのまま笑いながら逃げて行った。