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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第5章 チョコを食べよう!


ヤタカ編

クグラ「ヤ〜タ〜カ〜!来たぞ〜!」(大声)
ヤタカ「…そんな大声を出さなくても聞こえてる。」
「ヤタカ、キクリさんこんにちは!」
キクリ「こんにちはクグラ、涼子。」
ヤタカ「…まぁ中に入りたまえ。」

「これ私の国で買ってきたの!よかったら食べて?」
涼子はヤタカに箱を渡した。
ヤタカ「わざわざすまないな。有り難く頂くとしよう。」
クグラ「ほらほら!とりあえず開けてみろって!」
ヤタカは箱を開けてみる。
ヤタカ「!これは!?」
箱の中にはぎっしりとチョコレートが入っていた。もちろん潔癖症のヤタカの為に個包装になっている。
ヤタカ「…君たちこれは何かふざけているのかい?」
キクリ「あの…これっていったい何かしら?」
クグラ「何だと思う??当ててみてくれ。」
ヤタカ「…汚物?」
キクリ「…それとも泥とか??」
「やっぱみんなそう見えてしまうのね…。これは人気のお菓子、チョコレートっていうの!」
クグラ「美味いから食ってみろよ!」
ヤタカ「…僕を騙そうとしてないかい??」
「いや、騙すにしてもそんな汚いもの食べさせようとはしないから。ほら食べてみてよ〜!」
キクリ「涼子がそう言うなら私食べてみるわ。」
ヤタカ「待てキクリ!万が一の時の為に僕が先に試してみる。」
「万が一って…信用ないなぁ。」
ヤタカは恐る恐る一口食べる。
クグラ「最初恐る恐る食べるとことかみんな同じだな。」
キクリ「…ヤタカどう?」
ヤタカ「これは…甘くてとても美味だ。見た目は残念だが。大丈夫だからキクリも食べてみてくれ。」
キクリ「…………本当!確かに美味しい。見た目はアレだけど。」
「残念とかアレとか酷い言われようだな…。」
クグラ「だから美味いって言ったんだよ!なのに2人でウンコと勘違いしてよ〜。カンナギなんてムルの糞とかずっと言ってたぜ。糞糞言いながら食ってた。」
ヤタカ「カンナギ…分かってはいたがなんて下品なんだ。クグラも!人が食べている時に汚い言葉はやめたまえ!」
「まぁまぁ、とりあえずこれ全部置いていくから属鞘の人にもよかったらあげてね?」
キクリ「こんなに沢山ありがとう。」
「いえいえ。そろそろお暇しますね。」
キクリ「また来てね。」
クグラ「おう!じゃっ!そういうことで!!」
クグラは涼子を抱きかかえ飛んで帰って行った。
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