第41章 アルバム
クグラ「涼子見ろよ〜!これ可愛いなぁ!」
「ん??」
クグラが持っていたのは涼子が小さい頃のアルバムだった。「涼子ちゃんメモリアル』と書いてある。
「これって…もしかしてパパが?」
クグラ「あぁ!前に涼子の家行った時に親父さんが持たせてくれた!」
周りを見渡すと『涼子ちゃんメモリアル』が何冊もあった。
「こんなに持たせたのか…。」
クグラ「同じ涼子ちゃん信者の君にこれを授けるって言ってたぜ?」
「何が信者だ。てか、このアルバム毎年作ってたわけか…。15まであるし。16歳からはこっちに住んでるから無いけど。」
クグラ「まぁいいじゃねぇか!見てみろよ!この涼子、イナミそっくり!」
「確かにイナミとそっくりね。でもイナミのがちょっと色素濃いかも!クグラの血も入ってるし。」
クグラ「あぁ…確かに涼子と比べるとイナミのが黒いかもな。あっ!こっちのなんてお姫様みたいな格好してる!」
「あぁ、3歳の時の七五三写真ね。パパが選んだドレス何着も着させられたのよねぇ。」
クグラ「涼子の親父さんいい趣味してるなぁ!あっ!これなんかスゲー格好!」
「それは中学の学芸会でお芝居やった時の写真。ちなみに横に居るのはマリアね!」
クグラ「マリアって男にしか見えねぇな。なっ!これは…なんかちょっとヤらしい…。」
「は?…っ!!なんでこんな写真が!?」
それは涼子のスクール水着写真だった。明らかに盗撮されたような物だ。
「パパはー!!勝手にこんな写真撮って!!クグラもう見ないで!」
クグラ「いや、もっと見たい。この衣が捲れて下着が見えるのとかもいいぞ!」
「ヤダー!こんなのまで撮って!!てか、寝てるところを勝手に部屋に入って撮ったな!?あのスケベ親父!!」
クグラ「俺的に親父さん素晴らしいと思うぞ!」