第28章 鬼の顔
神鞘ズはクグラの部屋に向かった。暇過ぎじゃ?と突っ込みたい方もいらっしゃるだろうがそこは華麗にスルーしていただこう。
そして扉を少しだけ開けて部屋を覗いた。中では涼子が子供達と普通に遊んでいる姿が見えた。
カンナギ「なんだよ。普通じゃねぇか!それとも俺らが喋ってる間に糞出てスッキリしたとか?」
ヤタカ「君はまた!汚い言い方はやめたまえ!」
クグラ「いや、普通の時もあるんだ…。突然鬼の形相になって少ししたら戻るを繰り返してる。」
ヨルナミ「…便秘の痛みに波があるのでは?突然痛くなって鬼の形相になり痛みが引くと元に戻るとか…。」
クグラ「あぁ!きっとそれだ!!」
みんなでコソコソ話していると涼子が鬼の形相になった。
「いい加減にしろや!!」
そして怒鳴り右手に何かを持って勢いよく扉に向かって来た。
凄まじい迫力でみんな思わず後退りした。
「ちっ!…煩わしい。」
涼子は子供達の方へ戻った。
ヤタカ「…僕たちの会話聞こえてたのかな?」
カンナギ「あいつ地獄耳っぽいもんな。」
クグラ「怖い!あれが数日続いてるんだ。エトや侍女に何があったか聞いてもらっても全然分からないし。」
ヨルナミ「便秘が辛いにしても酷過ぎますね。」
また話していると扉が開いた。
「あれ?クグラ達何してるの??入ったら??」
クグラ「あっ…うん。」
クグラは自分の部屋なのに恐る恐る入った。