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クグラと夫婦(アラタカンガタリ)

第22章 いつの間にやら子供誕生!


なんやかんやで時は経ちイナミとウルキが1歳9ヶ月を過ぎた頃、涼子は無事にまた双子を出産した。今度は男の子の双子で名前はヒキツとトミテにした。

クグラ「ヒキツ〜!トミテ〜!パパでちゅよ〜!」
クグラは寝ている我が子にデレデレしていた。
「あんまやってると起きて泣かれるよ〜?」
クグラ「だって可愛いんだもん!早く笑わないかなぁ〜!」
「まだ生まれたばかりだからすぐには笑わないよ。ヒキツとトミテにばっか構ってないでイナミとウルキとも遊んであげてね?」
クグラ「だって、二人ともエトのところ行っちまうんだもん。」
「クグラが最近ヒキツとトミテばかり構ってるから二人ともエトさんのとこ行っちゃうんだって!『パパよりエトのがいい』って本気で言われちゃうよ?」
クグラ「…ちょっと兄さんのところ行ってくる。」

エトの部屋にて
クグラ「兄さん入るよ!」
エト「ん?クグラどうした??」
クグラ「イナミとウルキ来てるだろ?」
エト「あぁ、今二人とも昼寝したところだ。」
クグラ「涼子がさ〜ヒキツとトミテばかり構ってるとイナミとウルキに兄さんの方がいいって本気で言われるって言われてさ…。」
エト「ふっ、まぁ言うかもしれないな。でも子供はなんやかんやで本当の両親のがいいんだぞ?イナミもウルキも昼間俺のところ来るが絶対お前たちの所に戻るだろう?親が一番なんだよ。」
クグラ「そんなもんかねぇ…。」
エト「たぶん昼寝から起きたらクグラと涼子を求め出すから見ててみろ。」

しばらくして目を覚ますイナミとウルキ。
イナミ「う〜…パパぁ、ママぁ」
ウルキ「ふぇ〜ん…。パパぁ〜!!」
二人は寝起きで機嫌が悪く愚図り出す。
エト「クグラ、お前の出番だ。」
クグラはエトに言われイナミとウルキの元へ行く。
イナミ「パパぁ!!抱っこ〜!」
ウルキ「ウーも抱っこ!!」
クグラは二人を抱きしめた。
クグラ「…ヒキツとトミテのことばかりで放っておいてごめんな。」
ウルキ「パパ!遊んで!」
イナミ「あたちがパパと遊ぶの〜!」
クグラ「よしよし、二人とも一緒に遊ぼうな!兄さんありがとう!」
クグラは涼子の居る部屋へ戻っていった。
エト「どんなに可愛がっても親には勝てないよな…。」
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