第2章 そのこねこ、優秀
お兄さんお兄さん!
この雨、温かいよ!!ねぇねぇどうして?
お外の雨はとっても冷たいのに!
「ミャン!ミャミャー!」
「普通の猫さんであれば嫌がるのですが、どうやらよく雨に濡れていて慣れているのでしょうね…それと、温かいからと言って動き回らない」
「ミーー!」
「ふぅ、漸く洗い終わりましたね」
はわー!!体のあちこち痒かったのにスッキリ!!
毛がふさふさ!!すごぉい!!
ありがとうお兄さん!
「喜んでもらえて私も頑張った甲斐というものがありますね」
あのねあのね!
お礼に僕何がするよ!
ネズミ捕り?それとも虫取り?
「ネズミ捕り…ふむ、確かに今この屋敷にネズミが沢山入り込んでしまっています…綺麗になったのに申し訳ありません…1つ頼み事をお願いしても?」
「ミィ!」