第2章 ワンピースと私だけの紅い印
首筋にチクリとした痛みが走った。
目の前の鏡を見ると七海が残した紅い跡がくっきりと残っている。
「な……七海……!?」
「少しお喋りが過ぎました。
そんな可愛い格好………我慢できなくなります。」
私の目をじっと見つめる七海の真剣な表情に胸がキュンとなる。
「そんなに見つめないで下さい。」
「えっ……。」
今度は首筋ではなく口にフワリと口づけをされる。
「続きは私の家でしましょう。
ここは少し狭いし、貴方の可愛い声が聞けない。」
もっと貴方を独占したい。
私だけのものだと。
-------完-------