• テキストサイズ

月夜の歌姫

第16章 アラクラトロと軟弱な優しい人


目の前にいきなりシルビアが現れたのでサランはハッとした。

「……シルビアさん!!」

「んもぉ〜怒ると夢中になっちゃダメよ?
危ないじゃない」

我に返ったサランを見てシルビアはホッとした。

「よそ見とはいい度胸だな!
貴様らも我が糧となるのだ」

アラクラトロが糸を吐き、ブレインたちを糸で絡めようとする。

ブレインとカミュは剣、片手剣で糸を切ったため巻き付かれることは無かった。
しかしベロニカとセーニャ、ロウが糸の餌食になってしまった。

「なんなのよー!これ!?」

ベロニカが解こうともがくが糸は解けそうにない。

「サランちゃん大丈夫?」

「私はなんとか!」

シルビアもブレインたち同様、糸を切り巻き付かれることは無かった。
/ 618ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp