第4章 クローバー
那月
「 じゃ、そろそろ帰ろうか 」
「 おん。」
このまま、帰ったらダメだって
思ったのになかなか行動にでけへん
ホンマに俺、ヘタレ。
いま、ここの席にいるのは
おれと那月の2人だけ
お会計をするために
席を立った
レジの人は亮ちゃんやなくて
違うお姉さんだった
那月
「 亮ちゃーん!今日はありがとう
また来るね‼︎ バイバイ 」
「 じゃあな 」
亮ちゃんに一言あいさつして
店を出ようとした
那月
「 あっ、待って!
亮ちゃんのお姉ちゃんにもバイバイって言ってくる‼︎ 待ってて 」
「 俺、ちょっと雑貨見てるわ 」
これは…
チャンスかもしれへん!