第1章 理想のペア、裏球へ!?
ある日、Uー17合宿所で参加者の高校生行方不明者が続出しているニュースが書かれてある記事が掲示板に貼られていました。行方不明になった高校生たちの写真も張り出されていたのです。
Uー17合宿所参加者全員へコーチ陣からミッションの貼り紙も貼られ、参加者はみんなそれぞれ、行方不明者の捜索を始めます。
丸井ブン太と木手永四郎は最初は単独で行動していました。丸井ブン太はUー17合宿所で迷いそうな場所をコーチ陣から聞き出し、森に向かいます。
しかし、森には誰もいなく、行方不明の高校生たちらしき姿はありません。丸井はテニスコートの方にも行きましたが、混んでいたため、トレーニングルームに向かうことにします。
木手永四郎は、行方不明の高校生たちと仲の良い友人をあたり、聞き込みをしていました。すると、ある共通点がわかります。
いなくなった高校生たちのほとんどが、メンタルコーチの斎藤至が最近仕入れたシミュレーションRPGトレーニングチェアマシーンを使用していたからでした。
トレーニングルームが怪しいと思った木手は、そこへ行くと先に風船ガムを膨らませていた丸井がいたのです。