第1章 マイマイとプリズムジャンプ!
「これくらい大したことないない。ほら、これ」
マイマイは近くに落ちていたピンクのバトポンを拾い、あいらに渡します。
「ハピラキ! マイマイさん、ありがとうございます。そうだ、マイマイさん、私と一緒にプリズムショーしませんか?」
「え、そりゃあ、1人でプリズムショーより2人の方がいいけど、あいらちゃん、りずむちゃんとプリズムショーしたあとにあたしとじゃ疲れない?」
「大丈夫です」
「待ちなさい、あいら。りずむ、あたしとデュオして」
「えー、みおんとー? バトポンいらなくなったじゃーん。ま、別にいいけど。あいら、また今度一緒にデュオしよーね。今回はマイマイさんと一緒にプリズムショー楽しみにするから」
「うん!」
リンクの中にりずむとみおんを残し、マイマイはあいらと外側へ行きました。すると、ショウがやってきます。
「あいら、さっき転んでたけど大丈夫か?」
「だ、大丈夫です。あの、ショウさん、バトポン助かりました。あ……」
「ふっ、気を付けて」
あいらがお礼を言う前にショウはにこっと笑い、ヒビキのところへ行ってしまいました。
ショウを見て、あいらの頬が赤くなりますが、マイマイは少女をそうっとしておき、りずむとみおんのプリズムショーを見ていました。