第1章 いちご、カロス地方へ
「いただきます! うん! 美味しい~!」
シトロンの作ったサンドイッチに、ほっぺたが落ちたいちごです。
「美味しいよね~! ユリーカ、もう2個いただき~!」
ユリーカはもう次のサンドイッチ2個を両手に持って交互に食べていました。
「美味しいですか。良かったです。ハリマロン、ホルビー、レントラー、出て来てくださーい」
サンドイッチが好評でシトロンは喜びます。少年はポケモンにもサンドイッチを与えていました。
「ハリマロンとデデンネは覚えたとして、あと2体のポケモンは誰?」
いちごは、シトロンがモンスターボールから出したハリマロン以外の2体のポケモンの名前を尋ねます。すると、ユリーカの返事が返ってきました。
「ウサギの方はホルビーで、水色で大きいのはレントラーだよ」
「良いなぁ~」
いちごがホルビーとレントラーをなでようとしますが、危なかったため、シトロンが止めました。
「すみません、この子たち人見知りで。慣れない人だと、攻撃してしまうことがあるんですよ」
「そうなんだ。ごめんね」
「いいえ、ではサンドイッチがなくなったことですし、休憩を終わりにしてポケモンゲットに行きますか」
シトロンはポケモンたちをモンスターボールの中に戻し、テーブルとお皿を片付けます。