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【ヒロアカ】泡沫少女の歌声はどこまでも

第6章 ヒーローを目指すと決めたから


−あくあside−



建物に入ってすぐ、爆豪くんが奇襲してきて
出久くんと爆豪くんが正面から戦闘を始めた。

爆豪くんの個性、
間近で見るとめちゃくちゃ凄い

それに素手で対抗している
出久くんもすごすぎる。


(動きを…読んだ?!)


出久くんは爆豪くんに次の攻撃をされる前に
動きを読んだかのように腕をつかみ
そのまま床に投げつける。

個性を使わずにあの爆豪くんと
渡り合っているなんて凄いな…


「いつまでも雑魚で出来損ないのデクじゃないぞ…かっちゃん、僕は、頑張れって感じのデクだ!!!」

「ムッカツクなああ!!!」


そのまま勢いよくまた
爆豪くんが出久くんに飛び掛かる。


「二人共行っ…ぐ!!!」
「よそ見か余裕だな!!」


『お茶子ちゃん行って!あとで追いかける!』


私はハンデで核兵器の回収はできない
なら今はまだここに残るべきだ。


「あくあちゃん、こっち!」
「待てこらデク!!」


私は気付くと出久くんに
手を引かれて走っていた。

爆豪くんを撒いたのを確認すると
曲がり角で座り込む
出久くんは無言のままで、
なにか一生懸命考えているようだった。

とその時、
通信機でお茶子ちゃんから連絡が来た。


【デクくん!あくあちゃん!】
『お茶子ちゃん!どうしたの?!』

【飯田君に見つかっちゃったごめん!】
「場所は?!」
【五階の真ん中フロア!!】


(ほぼ真上!!!)


今は爆豪くんも撒けたし
私はそこに向かおうと走り出す。

同時に後ろから大きな爆破音が聞こえて
建物全体が振動に包まれた。


(なっ何?!これ、爆豪くんの個性?!)


そのあとも連続で爆発する音が鳴り響く

急いで音の方向へ駆けつけると、
爆豪くんと出久くんが
また戦闘を開始していた。

でもさっきとは違う。

爆豪くんが確実に
出久くんに爆破を当てていて


(このままじゃ、出久くんが…!!)


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