第23章 同級生⦅五条ver⦆
なな に言われ、少しずつ落ち着き始めた五条は「ありがとう…」と なな の頭を撫でた。
五「よし! 僕は悠仁の検視に立ち会うから、行ってくるよ」
五条のいつもの声に安心した なな は、五条から離れた。
五「ありがとう…、いってきます」
なな の頭をポンポンして、五条は去っていった。
その後、何度か なな は 五条と会う機会があったが、死亡した1年生についての話は出なかった。
しかし、京都姉妹校との交流戦で彼の復活を夜蛾から知らされた なな は
『五条先輩のバカヤロウ! 教えてくれる機会何度もあったのに!』
と夜蛾の前で叫び、夜蛾から「アイツは昔から そういう所あるから…」と諭された。
*五条ver おわり*