第178章 ハグの日⦅五条⦆
「任務先で呪霊が うじゃうじゃ居たから、1体ずつ祓うのも面倒だし紫出しちゃった♪」
エヘ、と笑う五条に釘崎は「大丈夫なのソレ」と聞いた。
「帳があっても それはちょっとマズイんじゃね?」
虎杖も釘崎に同意した。
『…また上層部からの派遣だったの?』
なな の質問に五条は「そうだよ」と答えた。
『…………』
「面倒くさがりな五条先生の性格を考えて派遣したんだろうな。
それだけ盛大に木が無くなれば近隣住民への説明も大変になる。
最悪、謹慎処分もあり得るかもな」
伏黒の言葉に、なな は五条を見た。
「謹慎処分かぁ♪
長いお休み貰えるなら僕は嬉しいなぁ♪」
「んな訳ないでしょう。地下で拘束ですよ、きっと」
ヘラヘラと笑う五条に なな は心配そうな顔をした。
「ま、大丈夫でしょ♪ 僕 最強だから♪
さ、夜蛾学長の所に行かなきゃ」
体の向きを変え、教室から出ようとする五条の服の端を なな は ぎゅ と握った。
『……ちゃんと帰ってきてね…?
…………先生の部屋で、待ってても良い…?』
上目遣いでそう聞く なな の頭を優しく撫で、五条は「大丈夫♪ ちゃんと帰るから部屋で待ってな」と笑った。
*おわり*
*おまけ*
なな と五条の様子を見ていた1年生's。
⦅ デレた なな も可愛いわ!⦆
釘崎は心の中でガッツポーズしていた。
⦅ か、可愛いぃ ⦆
男子2人は、五条の服の端を掴み、捨て猫のような なな を見て顔を赤くした。
***おわり***