第13章 女子会
姉妹校 交流会。
年に1度開催される。
普段は顔を合わせる事のない学生同士の交流会は、学生達も楽しみにしていた。
☆ ☆ ☆
1日目の交流会では、特級の侵入のため複数の補佐監視が亡くなった。
2日目の朝、五条が交流会を続けるか学生達の意見を確認し、2日目の交流会が行われる事になったが、なぜだか男女混合野球の開催となった。
普段は仲が悪いはずなのに、東堂が登板すると、ピッチャーの真希が全力投球でデッドボールをお見舞いした。
東京校、京都校から聞こえる「ナイッピー」の言葉に、東京校の なな と、京都校の三輪は苦笑した。
そんな2日目の交流会終了後、女子会を行う事にした。
立案者は なな と三輪。
実は この2人、仲が良いのだ。
☆女子会 会場☆
普段、素っ気ない態度を取っていても環境が変われば普通の女子高校生だ。
会話に華がさく。
普段会わない分、話したい事も尽きない。
三「そう言えば、宿儺の器と言われている虎杖くんって どんな感じなの??」
『普通にイイ子だよ』
衣「特級呪物を飲み込むなんて その時点で "普通" じゃない気がするけど」
フン、と冷たく言い放つ真衣に、「それもそうだ」と真希も同感した。
『でも、それは伏黒くんや みんなを助けるためだったんだよ?』
三「…やけに虎杖くんの肩持つね。……なな まさか…」
ニヤリと三輪は笑った。
『え?? え??』
釘「三輪さんダメよ、今の なな に自覚ないもん」
希「なんだ、無意識かよ」