第160章 声⦅現パロ 宿儺・虎杖双子設定⦆
『~っ/// からかったの?!///』
真っ赤なまま反論すると、宿儺は机に頬杖をついて「さあな?」と妖艶に なな を見た。
『宿儺の意地悪っ///』
なな は精一杯宿儺を睨み付けたが真っ赤な顔で睨んでも威嚇する事はできなかったようで、宿儺は口角を上げたままだった。
「まぁそう怒るな」
頬杖をついていない方の手を伸ばし、宿儺は なな の頭を ぐりぐり と撫でた。
学校では見せないその表情に なな はドキン と胸を高鳴らせ、宿儺に気付かれないように下を向いた。
なな は、その時はじめて宿儺を【ただの幼馴染み】から【異性】として意識した瞬間だった。
*おわり*
*おまけ*
「ついでに お菓子も持ってきたよ♪
おやつにしよー♪」
お盆の上にコップと麦茶、お菓子を持ってきた悠仁は宿儺と なな を見て「何? 俺が居ない間になんかあったの?」と聞いた。
「気のせいだろう」
宿儺はそう言ったが、悠仁は「えー? 絶対なんかあったよな?」と言い、床にあぐらをかいた。
「宿儺の機嫌良くなってるもん」
双子ならではの空気感と言うか、微妙な変化に気づいたようで悠仁が そう言うと「…うるさい」と宿儺は悠仁を睨んだ。
「あれぇ? やっぱ機嫌悪い??
気のせいだったかな??」
それ以上追及するのが面倒になったのか、悠仁は持ってきた お菓子を口に運んだ。
*おわり*