第157章 面白くない⦅宿儺 現パロ⦆
「二日酔い、大丈夫か?」
『アハハ、案外大丈夫でした』
苦笑しながら答えれば、宿儺さんは「そうか」と言って真剣な表情で こちらを見た。
宿儺さんが何か言おうと口を開いたが、昨日の失態による恥ずかしさのあまり『ごめんなさい』と先に謝った。
「酔ってても記憶はあるんだな?」
『はぃ…』
声を小さく返事をする。
「なら話は早い。
一度しか言わんから よく聞け。
俺は なな の事が好きだ。
俺と、付き合わないか?」
『えっ……?』
「まさか酔った勢いで告白されるとは思わなかったからな。
…返事を聞かせろ」
『…よろしくお願いします…』
私の答えを聞き、宿儺さんはニィと口角をもち持上げて私の頭を わしゃわしゃ した。
***おわり***