第131章 もっと食え⦅宿儺 現パロ⦆
『ん…………』
なな が目を覚ますと医務室の天井が広がっていた。
⦅…医務室………?
倒れたんだっけ…?⦆
1人、悩んでいるとベッドのカーテンが シャッ と開いた。
「なな !」
目を覚ました なな を見て宿儺は 安心したような表情をした後、すぐ眉間に皺を寄せて なな にデコピンをした。
「この馬鹿たれめ!」
『!? 』
「体重を落としたな…」
ジト と宿儺は なな を見ると、なな は『何でわかったの?』と聞いた。
「ベッドに運んだのは俺だからな」
宿儺の言葉に、なな は『え』と固まり、『重かったでしょ』と聞いた。
「俺は そんなに貧弱に見えるか?
なな が何キロになろうと問題ないわ」
宿儺は フン と鼻を鳴らした。
「釘崎にも忠告されていたのに体重を減らすなど…。
なな は今のままで良いのだ」
両腕を組み、いつの間にかパイプ椅子に腰掛けていた宿儺は そう言った。
「今度 俺の前で倒れてみろ、無理矢理でも口に食べ物を突っ込んでやる」
本当にやりかりかねない宿儺に なな は素直に『ごめんなさい』と謝った。
「分かれば良いのだ」
無理なダイエットはほどほどに。
***おわり***