第126章 疲れた脳には⦅五条⦆
ドボドボドボ……
鼻歌混じりで、片手で掴んだ数十個の角砂糖をブラックコーヒーの中に放り込んむ五条に引き気味な伏黒と釘崎。
虎杖は「ぅわ、甘そー」と逆に感心している。
「…いっその事カフェオレ頼んだらどうですか?」
五条の隣に座っていた伏黒が、自分の分のブラックコーヒーを飲みながらそう言った。
「ブラックコーヒーってオトナっぽいじゃん♪
イケメンな僕にはピッタリでしょ?」
激甘コーヒーを1口飲んで、五条が答えた。
久しぶりに1年生's と買い物に出掛け、その途中、カフェに立ち寄ったのだ。
「センセーって、ずっと前から甘党なの?」
ココアを飲みながら虎杖が聞くと、五条は「違うよ」と言った。
「無限が使えるようになってから、上層部との絡みが多くなったワケよ。
ただでさえ上層部キライなのに、ホント迷惑」
五条は唇をツンと尖らせ「でもね」と口角を上げて続けた。
「なな がアメ玉くれたんだ♪」
「なな さんは五条先生に甘いわよね」
パフェを食べながら釘崎が言った。
「なな さんは優しいんだよ」
「確かに なな さんっていつもアメ持ってるイメージだな」
伏黒、虎杖が そう言ってるとテーブルに なな がやって来た。
「あれ、なな さん どぅしたの?」
釘崎が なな に問えば、なな は『悟から連絡あったから♪』と笑った。
「GPS調べたら なな も近くに居たから連絡したの♪」
((( GPS?! )))
五条の言葉に驚愕する1年生's。