第10章 守ってあげる⦅虎杖悠仁⦆
補佐監督。
なな は虎杖たちと同い年だが、入学試験で夜蛾学長から呪術師ではなく、補佐監督として入学を許可された。
☆ ☆ ☆
伊地知が なな の指導係として、いろいろ教えてくれているが、なぜか最近は学校の敷地外へ出掛ける事が多くなってきていた。
伊「月宮さん、私はこれから現場に行きます。危険を伴うので学校の敷地内から出ないようにしてくださいね」
カチ、とメガネを押し上げて そう言った。
『…でも……。私は補佐監督として この学校に来たので、私もみんなの役に立ちたいです!』
☆ ☆ ☆
少年院ー。
なな は久しぶりに同級生の 虎杖、伏黒、釘崎と再会した。
釘「なな ひっさしぶり♪
同じ寮に居ても なかなか任務とかでスレ違いの生活よねぇ」
伏「よぉ」
虎「珍しいなぁ、なな が来るなんて」
それぞれ なな に声をかける 1年生's。
『みんな久しぶり♪ 伊地知さんに無理言って付いて来ちゃった♪』
不謹慎だが、なな の笑顔に癒される その場4名。
伊「ゴホンッ! それでは、皆さん今回の任務内容については理解しましたか?」
伊地知は咳払いを1つし、ココが少年院で今回の任務地であることを再確認させる。
伊「危険な任務です…。特級に会ったら "逃げる" か "死ぬ" かです…」
その場の1年生's は息をのんだ。
『…みんな………。
伊地知さん、やっぱり私も みんなと一緒に行きたいです…』