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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第116章 恋心⦅虎杖悠仁⦆


友達の話で、虎杖くんと違う高校に行く女子の何人かは卒業式の後に虎杖くんに告白すると聞いた。

内心焦った。
もしかしたら、虎杖くんは誰かの告白にOKを出すかも知れない。
そう思いながらも、告白する勇気はなかった。
もし、虎杖くんが誰とも付き合わず高校生活を過ごすなら…。
その時は虎杖くんに自分の気持ちを伝えたい、と思っていた。

卒業式後、虎杖くんが誰かと付き合っていると言う話も聞かず安心した。

高校の入学式。
さすがに同じクラスにはなれなかったが、私に気づいた虎杖くんは笑顔で手を振ってくれた。
私は虎杖くんに小さく手を振り返すのが精一杯だった。

それからクラスの子を覚えたり、いろいろしていたら あっという間に2ヶ月が経っていた。
生徒全員入部制の第三高校で、虎杖くんは得意な運動部ではなく、なぜかオカケンに入部していた。
おじぃちゃんが入院していた、と知ったのは虎杖くんが転校してからだった。

虎杖くんに気持ちを伝える事もできず、後悔したが転校を知っていたとして、自分が告白できていたか疑問だ。

『連絡先…交換しておけば良かったなぁ……』

もし、またどこかで逢う事ができたなら。
自分の気持ちを整理するためにも、その時は ちゃんと気持ちを伝えよう。

***おわり***
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