第109章 お勉強⦅宿儺 現パロ⦆
この時期、普通の高校であれば受験シーズン。受験生はみんなピリピリしている。
しかし高専では進学する学生は少なく、呪術師として就職する学生が多い。
もちろん、なな も卒業後は就職希望の1人。
しかし、受験はなくても学期末テストというのは存在するわけで。
『勉強キラーイ!』
虎「…あぁ…俺も もぅダメ………」
勉強のストレスで大きな声を出す なな と、机にうつ伏せになる虎杖。
そして、眉間に皺を寄せ青筋をたてている宿儺。
宿「おい阿呆ども…。この俺がわざわざ勉強を教えてやっていると言うのに、何だ その態度は」
『だって進学するわけじゃないのに勉強なんて必要なく無い?』
そう言う なな の額にデコピンを食らわせ、宿儺は言った。
宿「いいか、お前たち2人は 今度の期末テストで赤点を1つでもとったら留年なんだからな。
りゅ・う・ね・ん!
人並みの知識をつけろ!」
現実を突き付け、なな と虎杖に勉強を教え込む宿儺は まるで塾の鬼講師のようだ。
宿「まずは なな だ。
お前は基礎が出来てるのに応用がきかない。だから配点の多い問題が解けなくて赤点ギリギリになるんだ。
そして悠仁。お前は俺の双子の弟なのに どうして そこまで出来が悪いんだ。
お前は基礎が出来てない!
全く。お前たち2人は合わせたら一人前だな」
『ヒドイよぉ』
虎「でもホントの事だから言い返せない…」