第105章 すれ違う想い⦅五条⦆
だが、五条だけは血相を変えて なな の腕を掴んだ。
五「大丈夫か?!
傷が残ったら どうするんだよ!」
五条に ぎゅっと掴まれた腕が痛み、なな は五条から腕を引き離した。
『私だって呪術師なの!
強くならなきゃ意味ないの!』
五「高専なんて辞めて五条家に遣えてれば良いだろ!」
『私の人生なのに勝手に決めないで!』
なな は家入の治療を受けることなく、五条たちの前から走り去った。
家「……」
夏「…悟が悪いな……
他人の人生をとやかく言う権利は無いよ」
「……………」
⦅ 悟兄ちゃんの馬鹿…
強くなって悟兄ちゃんの隣に居ても恥ずかしくないくらい、強くならなきゃ……⦆
***おわり***