第104章 ご褒美⦅虎杖悠仁⦆
虎「やっぱ東京も寒いんだな」
『そりゃ冬だからね』
1年生'sが なな の部屋に集合し、コタツで ぬくぬく していた。
なぜ なな の部屋が選ばれたのかと言うと、落ち着くから。
虎杖や伏黒の部屋もキレイだが、釘崎が「なな の部屋がイイ!」と言って聞かず、結局 なな の部屋で鍋パをしている。
なな は部屋を提供し、鍋は虎杖担当。
伏黒と釘崎は飲み物担当となった。
みんなで鍋をつつきながら ゆっくり過ごす夕飯。
学校以外でもみんなと過ごせる事が なな は嬉しく思った。
『みんなで こうやって集まるのってイイね♪』
釘「ホントよね♪
それにしても なな の部屋って居心地が良いわぁ」
ごろん、と寝そべる釘崎に、なな は食べ終わった鍋を片付けた。
伏「手伝うぞ」
伏黒が食器をまとめて、流しまで運んでくれる。
『ありがと、洗い物は後でするから大丈夫だよ』
時間も遅くなり、そろそろ自室へ戻ろうと言う事になったが、虎杖は一緒に洗い物をすると言って聞かず、一緒に洗い物をしている。
虎「洗い物ってさ、1人でするより2人でした方が楽しいと思うんだよな」
『そうだね、ありがとう悠仁』
泡を付けて虎杖に食器を渡す。
大きな鍋や小皿やコップ。
4人分の洗い物は2人で洗ったので、あっという間に片付いた。
虎「じゃあな、なな !」
玄関が下がっているため なな の視線は普段の高さより虎杖と近い。
なな と視線が合った虎杖は妖艶に笑った。