第98章 クリスマスイブ⦅五条ver⦆
五「なな 、今日はクリスマスイブだよ♪
1日デートしよっか♪」
いきなり そう言われた。
『良いの? たまの休みだから、ゆっくり お家デートでも良いんだけど』
そう返す なな をよそに五条は出掛ける準備を始めた。
五「どこ行きたい? 遊園地? ショッピング??」
なな は特に行きたい所もなかったため、とりあえず『ウィンドウショッピング』と答えた。
五「オッケー♪ じゃ、出掛けよっか♪」
五条と久しぶりのデート。
クリスマスイブと言うことでデパートには少し高いものも置いてある。
五「ねぇねぇ、なな こういうの似合いそうだよねぇ♪」
高いコートを指差し、五条は言った。
なな はコートの値段を見て驚き、『そんな高いコート着ていく場所無いし!』と答えた。
『そもそも呪霊と闘ってれば すぐボロボロになっちゃうから もったいないし』
五条の腕を引き、なな は その場から離れた。
『ご飯食べよ♪』
ファミレスでご飯を食べ、2人でデザートバイキングがある洋菓子店でケーキバイキングを楽しんだ。
『楽しかったぁ♡』
五条の部屋に戻り、満足そうに そう言う なな を見ながら、五条は「良かった♪」と笑った。
五「なな 、ちょっと」
なな が座るソファの後ろから五条が声をかけた。
『なに?』
座りながら振り返る なな に、五条は小さな箱を差し出した。
五「結婚の約束をしてくれませんか?」
『へ?』
箱の中には指輪がキラキラと輝いていた。