第6章 好きな子には⦅虎杖ver⦆
授業と授業の休憩時間ー。
虎「なぁなぁ なな~」
お昼休み中ー。
虎「なな! 飯食べよ!」
放課後ー。
虎「お~い、なな 寮まで一緒に戻ろうぜ」
釘「えぇい! うっさいのよ あんた!!
1日中、毎日毎日 なな、なな って!!
お前はストーカーか!!」
なな の隣で静かにしていた釘崎がキレた。
虎「えぇっ?! 俺、ストーカーなんてつもりないんだけど! 酷くない?!」
伏「俺も釘崎に同感。お前ストーカー要素あるのな」
虎「伏黒までヒデェ;」
3人のやり取りを苦笑いしながら なな は様子を見ていた。
虎「だってさぁ、好きな子のそばには ずっと居たいだろ??」
『え??』
釘・伏「「え?!」」
虎「なな 優しいし♪ でも優しいだけじゃなくて、ちゃんと怒ってくれるじゃん♪
笑ってる顔がもちろん好きだけど、怒ってる顔も可愛いよなぁ♪」
ニコニコ、と虎杖は なな に笑いかけた。
釘「なな コイツ危ないわよ! 付き合ったら絶ッ対、束縛酷くなるタイプ! そんで別れたら絶対ストーカーになるタイプね!!」
『アハハ…』
虎杖は ドストレートに好意を伝えてくるため、黙って聞いていたなな は恥ずかしそうに誤魔化した。
釘「で?? なな の返事は??」
釘崎はニヤニヤしながら なな を見て続けた。
釘「虎杖が公開告白したのに、当の なな が黙りじゃ 虎杖もちょっとかわいそうよね」
虎「え? 公開告白??
俺 公開告白なんてしてないけど??」