第5章 好きな子には⦅宿儺ver⦆
宿「おい娘、俺のそばに居る事を許可してやろう。喜べ」
『…なぜ上から??』
なぜか宿儺の生得領域にひっぱられてしまった なな。
⦅確か、いつも通り高専で座学の授業を受けてたはずなんだけどなぁ??⦆
う~ん、何でだ??と頭を悩ます なな は宿儺の存在を完全に無視していた。
宿「……………おい…」
いきなり なな の真後ろで声がし、身構えると「俺の事を無視するとは良い度胸だ」と米噛みに青筋を立てている宿儺がいた。
『ごめんなさい💧』
素直に謝る なな に、宿儺は再度、話しかけた。
宿「俺のものになれ。拒否する事も逃げる事も許さん」
そういうと宿儺は いつの間にか なな の腰を片手で抱き寄せ、逃げられないようにしている。
『拒否権ないっておかしくない??
てゆーか顔近い!;』
宿儺の顔を遠ざけようと、できるだけ自分の腕を精一杯延ばす なな。
宿「そぅ照れるな。俺の事しか考えられないようにしてやるからな」
ふふん、と不敵に笑う宿儺は俺様全開であった。
⦅なんで呪いのくせに 無駄に顔がイイんだよー!;⦆
*宿儺ver おわり*