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一緒に夢みませんか?[呪術廻戦]

第4章 子育てё♡②⦅宿儺⦆




宿儺と子育て ё♡ ⦅ 子育て編 ⦆

ふぇ…、と新生児独特の「今から泣きますよ」の合図がある。
その合図以後、割れんばかりに鳴き始める新生児。

『あらあら、どうしたの??』

母の顔で新生児を抱っこする なな。

『よしよし…』

新生児を おくるみに横抱きし、ゆらゆら揺らしながら トントンと背中を叩く。
新生児は安心したように また眠りだした。

宿「子どもと言うのは こうもよく泣くのか」

なな の様子を見ながら宿儺は呟いた。

『泣く事でしか自己表現できませんからね。仕方ないですよ』

宿「疲れたろ、俺が抱いててやる。
なな は少し休め」

なな から新生児を預かり、宿儺は なな と同じように優しく新生児を揺らしながら背中を叩いた。

『宿儺さまもそんな顔ができるのですね』

宿「?? なんの事だ?」

『とても優しい表情をされています』

宿「フン、俺とお前の子だぞ。愛おしいに決まっている」

宿儺は ぶっきらぼうに答え、ゆっくり新生児を布団に置いた。
そして、なな の頬を撫で、

宿「なな……、子を生んでくれて ありがとう」

と言った。

『いいえ、私こそ 母にさせてもらって感謝しています』

なな は自分の頬を撫でる宿儺の大きな手を、そっと自分の両手で触れた。
それを合図のように、宿儺は静かに なな を見つめ、口づけを交わした。
触れるだけの口づけを交わしながら、宿儺の4本の腕で器用に抱き締められる。

『…っん……んン…』
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