第68章 検温⦅宿儺 現パロ⦆
宿「何度も口づけをしているのに、今さら恥ずかしがる理由も無かろう」
ケヒ、と意地悪く笑う宿儺は なな が顔まで引き上げた布団をめくり、真っ赤な顔をしている なな と視線を合わせたまま続けた。
宿「熱のせいもあるのだろうが、恥ずかしそうにしている その表情もまた そそられるな」
なな の耳元で心地好い低音が響く。
なな の鼓動が宿儺にまで聴こえるのでは無いかと思うくらい大きな音を立てて鳴る。
宿儺は なな の下顎を優しく押さえ、口づけをした。
宿「まだ熱いな…
飲み物を買ってくる」
そう言って宿儺は部屋から出ていった。
⦅ 熱が上がったのは宿儺のせいだよぉ// ⦆
*おわり*
*おまけ*
飲み物を買いに行ったはずの宿儺は 不機嫌そうに、虎杖、伏黒、釘崎を引き連れてきた。
釘「お見舞いに来たわよ♪」
伏「まだ顔赤いな。熱下がって無さそうだな」
虎「ホントだな。
宿儺に何もされなかったか??」
それぞれ なな を心配して声をかけてくれたが、虎杖の発言に さらに顔を赤くした なな に、3人が宿儺を見た。
宿「熱を測っただけだ」
プイとする宿儺に、
釘「熱測っただけで何で なな があんなに赤くなるのよ!」
伏「なな は病人だぞ…」
虎「やっぱ お前だけで看病させるのはダメだ!」
いつもの賑やか?な やり取りに なな は笑った。
***おわり***