第68章 検温⦅宿儺 現パロ⦆
※宿儺は虎杖と双子で、高専学生の設定です。
家「季節の変わり目で体調を崩したんだろうな。ここ(静養室)で休んで行っても良いし、自室で休んでもいいぞ」
火照った顔をしている なな に家入はそう言った。
『…自分の部屋で休んでます…』
家「そぅか、ゆっくり休めよ」
家入に見送られて、なな は自室へ戻った。
☆ ☆ ☆
ベッドに潜り込み、うとうとしているとスマホに通知表示が表れた。
見ると宿儺からだった。
《何処に居る?
大丈夫か?》
『 《熱っぽいから自分の部屋で寝てる》
よし、送信…』
すぐに既読が付いたが、宿儺からの返信は来なかった。
返信を待っている間に いつの間にか なな は寝てしまっていたようだ。
⦅ …何だろう……
冷たくて気持ちいぃ……⦆
うっすら目を開ける なな の目の前には、なな のおでこと 自分のおでことを合わせている宿儺の整った顔があった。
『宿儺?!』
驚きのあまり大きな声をあげる なな に、宿儺は少し驚いた表情をして
宿「なんだ、また熱でも上がったんじゃないか?
顔が赤いぞ」
と言った。
『宿儺のせいだから!
なんで おでこ?!///』
宿「普通じゃないのか??
小さい頃、ジジィが熱を測る時にしてくれたが」
キョトンとする宿儺に
『あんまりしないよ//
てか、寝起きに宿儺の整った顔が目の前にあれば熱も上がるよ//』
恥ずかしそうに顔の半分まで隠れるように布団を引き上げる なな は宿儺を見て そう言った。