第2章 タイミングは大事!⦅虎杖悠仁⦆
虎「え~、何で?? せっかくなな の顔 近くで見れるのに」
『え??』
なな を真っ直ぐ見つめたまま、虎杖は右手で なな の頬を そっと包んだ。
『えぇッ?!///』
普段、笑顔ばかりの人に真顔でジッと見つめられると緊張する。
それに…虎杖は真面目な顔しているとイケメンだと思う なな は言葉に詰まりながら顔を真っ赤にした。
『む……
む………』
虎「む??」
『無理ーーー! ごめんなさーい///』
顔を真っ赤にしたまま、なな は医務室を逃げるように出ていった。
虎「ちょっ! なな?!」
医務室に1人残されてしまった虎杖。
そんな虎杖の頬に口が現れ、「小僧、お前、意外とあざといな」と呟かれた。
虎「宿儺のくせに何でそんな言葉知ってんの?!」
宿「ケヒッ」
ボーゼンと立ち尽くしていると、家入が帰ってきた。
家「なな が逃げていったように見えたが、お前…なな に何かしたのか?」
ジトッと睨まれ、「お邪魔しましたー」と言って虎杖も医務室を出た。
虎「なな を落とすのは もう少し時間かかりそうだなぁ」
虎杖は イタズラっ子のように笑った。
***おわり***