第58章 おにぎり⦅虎杖悠仁⦆
10月、新米の美味しい時期。
五条が新米を取り寄せたらしい。
伏「…先生って自炊とか するんですか…?」
五「ん~? しないね♪」
えへへ、と笑う五条。
虎「えぇ?! 自炊しないのに なんで新米取り寄せたの?!」
釘「金持ちの感性は理解できないわ…」
そんな事を言う2人に、五条は言った。
五「そんな事 言って良いのかなぁ?
せっかく みんなで美味しい新米を食べようと思ったのになぁ…」
新米の入った袋を持ち、とぼとぼ と帰ろうとする五条を2人が必死に止めた。
虎「ゴメン、先生!」
釘「先生 太っ腹♪ 美味しい新米が食べたいなぁ!」
そんな2人の様子を、伏黒は呆れたように見、なな は苦笑いして見ていた。
釘「なな 、なな からも何か言って!」
そんなに新米が食べたかったのか、釘崎は無関係の なな まで引き出した。
なな は仕方なしに五条に言った。
『五条先生、みんなで おにぎり大会したい♪』
ニコ、と適当な事を言ってみると、意外にも五条や虎杖、釘崎まで食いついた。
五「いいね♪ 新米は そのまま塩おにぎりで食べると美味しいよね♪」
虎「おにぎり大会! みんなでやろーぜ♪」
釘「そうと決まれば早く米炊くわよ♪」
いっきにウキウキしている3人を横目に、伏黒は なな に言った。
伏「なな 、あの3人の扱いうまいよな」
えっへん♪ と笑う なな に伏黒もつられて笑った。
♪~♪~♪~
ご飯が炊け、みんな好き好きに おにぎりを作ってみると………